5年生が国語科「たずねびと」の学習をしています。主人公の「綾」が自分と同じ名前の少女を探しに広島を訪れ、いろんなものや人物と出会い、原爆のことを知っていくという物語です。授業では、主人公の前に現れたものや人物を確かめ、言葉や叙述に着目しながら、心情の変化を読み取っていました。綾は原爆供養塔で一人のおばあさんと出会います。おばあさんは綾に「アヤちゃんのことを、ずっとわすれんでおってね」と言います。先生は「このとき、綾はどんなことを思ったかな」と問いました。子供たちは「原爆のおそろしさを忘れたらいけない」「二度とこんなことがないように」「アヤちゃんにも将来があったのに・・・」などと考えました。教科書の叙述に着目しながら、また、綾の気持ちを想像しながら考えていました。物語の中の様々な登場人物のことを想像することで、子供たちの心が豊かに成長することを日々期待しています。