6年教室を覗くと、ロイロノートで思考ツールの「ダイアモンドランキング」を利用していました。「無人島にもっていくものを4つ選ぶ」というテーマです。テント、ジュース、マッチ、薬、ナイフとフォーク等から4つ選択するのです。選択するということが、思考することです。思考ツールは、考えやすいツールではありますが、思考の方向性を限定します。子供たちの選択の観点が違っているのです。
そこで、担任の先生が、「それは、島で生き延びるため?」「島から脱出するため?」と確認しておられました。ここが大事な教師の支援ですね。「無人島SOS」という題なので、「島から脱出するためのツール」と思った子と、「テント」といった選択肢を見て、「島で生きるためのツール」と考えた子がいたのです。授業では「学習課題」と「(主たる)発問」が大事と言われるのです。ICT機器やタブレットが入ってきても、やはり授業は授業デザインが大切です。とても参考になる授業でした。本校の教師は、毎時間、積極的にタブレット等を先進的に活用しています。