5年生の算数科を観ていました。「商品の30%引きは、商品の70%ということである」という概念を理解させたいという学習内容でした。難しいところです。「1000円の商品の30%OFFを1,000×0.3=300円」としてしまうことがあります。計算の方法だけ覚えても、意味が分からないと「使えない知識」になります。
ここは、古田先生は、「ペアで、説明してみて。」とアウトプットを子供たちにさせます。また、「なぜ、30%引きが、商品の70%なのか」を、みんなに指を出させて、実際に指を3本折らせ、7本にさせています。5年生でも、時には具体操作を交えながら、実感させることは大事ですよね。教えるところはしっかり教えています。授業は、「子供が学ぶ場」ですが、「教える」「考える」「説明する」「説明を聞く」「書く」「試してみる」の多様な手段を効果的に取り入れることが、やはり大事だなと感じました。
各教室を観ていると、それでも一番大事なのは「学習への意欲を高めること」なんだなと、実感します。